膀胱と尿の成分膀胱の病気

泌尿器系Y-2 膀胱と尿の成分目次

U 膀胱 V 尿の成分

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U 膀胱

膀胱は粘膜、筋層(内縦筋、中輪筋、外縦筋の3層)および奨膜からなり、平均500mlの容量をもっています。 中層の平滑筋は横方向に、外層の平滑筋は縦方向にはしります。 この壁は伸縮性にとんでいて、尿の少ない時は粘膜にしわができます。

排尿の場合に膀胱の筋は収縮するので、これを排尿筋ともいいます。 尿が膀胱にたまると膀胱内庄が上昇し、膀胱が拡張します。 そして、排尿の命令が大脳後頭部から送られると、膀胱筋の一斉収縮、尿道括約筋の弛緩がおこるのです。 尿道には、尿の流れを調べる受容器があり、排尿を脳へ知らせさらに膀胱筋を収縮させる反射がおこります。

膀胱尿管逆流

:膀胱尿管弁の機能不全から、膀胱内圧上昇時に尿が膀胱より尿管へ逆流する病気。 ☆

神経因性膀胱

:膀胱を支配する神経の障害によって生じる排尿異常。 ☆

尿失禁

:前立腺肥大症などが原因の奇異性尿失禁、妊娠分娩時などにみられる腹圧性尿失禁、などに分けられます。

V 尿の成分

尿はふつう弱酸性(pH5〜7)でむぎわら色です。 その色素はウロクロム、ウロビリンによるものです。

1日の尿量は約1000〜1500ml程度です。 比重は1.003〜1.030で、尿中の固形物質はほぼ一定するので 乏尿〈1日の尿量が500ml以下)時は比重が上がり、多尿(1日の尿量2000〜3000ml以上)時は比重が下がります。

尿成分は水が95%で、残りの5%は固形物です。

固形物中の有機物は、尿素、尿酸、クレアチニン、馬尿酸など 無機物は、塩化ナトリウム、アンモニア、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、硫酸塩、リン酸塩などです。 つまり、1000〜1500ml/1日の尿のなかで固形成分は50〜70g/1日で、そのなかの半分は尿素になります。

異常な成分として、蛋白、糖、胆汁色素、アセトン体、赤血球、白血球、円柱などを尿中にみることがあります。 また、尿中ウロビリノーゲンは
胆汁へ排泄されたビリルビンが腸内細菌の働きによってウロビリノーグンにかわり 大部分が肛門より排泄されますが 一部は血液に吸収されて尿へ排出されます。

糖尿

:正常では尿中ヘブドウ糖が排泄されることはありませんが 糖尿病などで血糖値が上昇し 尿細管の再吸収能力をこえると、尿中ヘブドウ糖が排泄されます。

蛋白尿

:正常では尿中へ蛋白が排泄されませんが 糸球体、尿細管ともに障害をうけるネフローゼ症候群などでは、尿中へ蛋白が漏出されます。

腎・尿路結石

:腎から尿道に至る尿路管腔内に尿成分の一部が析出・結晶化し これらが集合・沈着・増大して尿路内にとどまった状態をいう。発作性に激痛を伴う血尿がみられる病気。

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