副腎の病気

内分泌系[-6 副腎の構造と副腎ホルモン目次

V 副腎

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V 副腎

副腎は、左右の腎臓の上に乗っている三角形に近い形をした内分泌腺で、垂さは7〜9gです。

副腎は、中央部の髄質とその周囲にある副腎皮質の二つに区別されます。 これらから分泌されるホルモンは、からだにとってなくてはならない大切な働きをします。

1)副腎皮質ホルモンの生理作用


(1)糖代謝の調節

糖質コルチコイドが関与し、たんばく質、脂肪を分解して糖にかえ筋に活力を与えます。 胃液の分泌促進。好中球(食菌作用)の数を増したり、毛細血管壁の透過性を下げます(抗炎症作用)。

(2)電解質代謝の調節

鉱質コルチコイドは体液中の電解質のナトリウムの再吸収を促進し、カリウム排泄を増加させます。

(3)性ホルモン作用

副腎皮質より一部分泌されるアンドロステロンは、昇性ホルモン作用を示します。 〈朝副腎皮質ホルモンの総合作用 副腎皮質ホルモンの以上の作用が総合されると、身体の抵抗力増進に役立ちます。 環境の変化、ことに厳しい寒さ、暑さ、精神的ショック、外傷、 細菌感染、出血、酸素不足、各種の中毒に対して副腎皮質が反応し、生体の抵抗性を増進させます。

副腎皮質ホルモンは、血液中の副腎皮質ホルモン濃度が低下すると副腎皮質刺激ホルモン(Am)の指令をうけて分泌が増します。
また視床下部からACTH放出因子によって分泌されます。

ストレスの時、視床下部一下垂体一副腎皮質系の活動がみられ、すべてのストレスが副腎皮質ホルモンの分泌を促進します。

2)副腎髄質ホルモンの生理作用

(1)アドレナリン

心臓促進作用と血糖上昇作用があります。 すなわち心指数増加と肝臓に貯蔵されているグリコーゲンをブドウ糖にかえます。

(2)ノルアドレナリン

末梢血管が収縮し血圧が上昇します。

Cushing症状群

:副腎過形成、副腎腫瘍、下垂体腺腫などによって、コルチゾルが過剰に分泌されておこる病気。 ☆

原発性アルドステロン症

:副腎皮質球状層における原発性の病変によりアルドステロンが過剰に分泌され、 腎尿細管に作用してナトリウム蓄積とカリウム喪失をきたす病気である。 ☆

Bartter症候群

:ヘンレ係蹄上行脚、遠位部ネフロンにおけるCLの再吸収障害により 代謝性アルカローシス、低K血症などがみられる病気。 ☆

Addison病(アジソン病)

:両側副腎の慢性的病変により、皮質からの副腎皮質ホルモンの分泌低下をきたす 病気。 ☆

褐色細胞腫

:副腎髄質細胞、または交感神経節細胞などクロム親和性細胞から発生する腫瘍で カテコラミンを多量に産生・分泌するすることによって、高血圧と代謝亢進をしめす病気。

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