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X 肺
1)位置と形状
肺腔をみたす左右一対の円錐状の器官で、その表面は胸膜でおおわれており、なめらかで光沢があります。 その中には海綿のように空気を含んだ小さな袋(肺胞)を多数もっています。
幼児の肺はバラ紅色であるが、成人では吸収したすすやゴミが沈着するので暗赤色になります。
肺の上方は細くなっていて肺尖部と呼ばれ、鎖骨の約2〜3cm上の方にまで達しています。 底面は凹面をなして横隔膜上にあり、両肺の間には心臓が位置しています。
また両肺の内側中央で気管支、肺動脈、肺静脈が出入りするところを肺門とよびます。
☆肺循環障害
肺塞栓症・肺梗塞:静脈中に入った血栓や脂肪、腫瘍細胞などが肺動脈を閉塞した状態を肺塞栓といい その末梢領域の出血性壊死をきたした状態を肺梗塞という。
2)肺胞
肺胞はガス交換の場です。 肺胞壁には毛細血管が多く分布していて、その数は約5億個、表面積はほぼ100m2、璧の厚さは0.6〃ぐらいで 内面には空気がもれるのを防ぐために界面活性物質があります。
☆IRDS・乳児呼吸窮迫症候群
:肺胞表面活性物質の欠乏によって肺の虚脱がおこり、活性物質を補給しないと呼吸ができない病態。
3)肺葉
肺は肺葉の溝(斜裂と水平裂)によって区別され 右では上葉、中葉、下葉の3葉肺胞に、左では上薬、下葉の2菓にわかれています。 右肺は左肺より大きいです。
☆肺炎
:各種の病原微生物が肺の実質に侵入することにより発生する肺の炎症性の病気。
急性細菌肺炎でよくみられるのは肺炎球菌、肺炎桿菌(クレブシエラ)
非定型型肺炎はマイコプラズマ、レジオネラ、クラミジア
院内感染はブドウ球菌、緑膿菌など。
肺結核症
:結核菌の感染により肺に滲出性、増殖性の炎症を起こす病気。肺真菌症
:肺の真菌感染で主なものに肺カンジダ症、肺アスペルギルス症、肺クリプトコッカス症がある。慢性閉塞性肺病気
:慢性の気道閉塞を特徴とし、肺機能の検査で気道抵抗の増加、1秒量、1秒率、ピ−クフローの低下をきたす病気をいう。主なものに慢性気管支炎、肺気腫、びまん性汎細気管支炎などがある。
拘束性肺病気
:拘束性肺病気とは、%肺活量が80%以下の病気のことをまとめていう。具体的には間質性肺炎、じん肺、アスベスト肺、などが挙げられる。