白血球の解剖生理学/白血病

血液系目次V-3 白血球の解剖生理学・白血病 W 赤血球・白血球・血小板 W-3)白血球

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W 赤血球・白血球・血小板

3)白血球

白血球は無色、有核で赤血球より少し大きくなります。 形は円形のもの、あるいはアメーバのような不整形のものなどがあり 白血球数は通常約1立方ミリメートル中6000〜8000です。

(1)白血球の種類 白血球は染色に染まるか染まらないかによって分類されています。

細胞質中に願粒(ライソゾーム)をもっていて その腰粒がエオジン(染色の名前です)によく染まる好酸球 メチレンブルー(染色の名前です)によく染まる好塩基球、 どちらにもよく染まらない好中球に大きくわけられます。 そのほかに小型のリンパ球と大型の単球が区別されています。

それぞれの白血球は形も違いますし、働きも違います。

白血球は、アメーバ様の運動をして、毛細血管を通過して出入をしています。 これを血管外遊出(けっかんがいゆうしゅつ)といいます。

●好中球、単球・‥‥・‥・主に菌を捕食します。

●好酸球‥‥‥‥・炎症の部位で、破壊された細菌などの蛋白質を分解し解毒する働きがあります。

●好塩基球‥‥‥・ヒスタミンを放出して 炎症部位で形成されるフィブリン(血液の凝固作用があります) の働きを妨げるフィブリノーゲンを組織内へ移動させる働きをします。

●リンパ球・‥‥‥T細胞(細胞性免疫)、B細胞(液性免疫)に分けられます。

(2)白血球新生と破壊

好中球、好酸球、好塩基球などの願粒白血球は骨髄でつくられます。

いずれも共通の骨髄芽細胞から出発し、前骨髄細胞、骨髄細胞、後骨髄細胞の段階を経て 次第に3種類に分化していくものと考えられています。

血液中の白血球の寿命は赤血球よりも短く10目前後です。 時期がくると肝臓、または脾臓内でこわされます。

白血病

:赤血球、白血球、単球、巨核球、リンパ球等からなる造血系細胞が無制限に増殖する病態。

急性白血病

:白血球系の細胞の腫瘍性増殖をきたす病気。増える細胞の種類によって分類される。 貧血、易感染性、出血傾向が認められる。

骨髄異形成症候群

:汎血球減少と血球のさまざまな形態異常を呈して、骨髄では正常な血球が作れない病態。

慢性骨髄性白血病

:骨髄多能性幹細胞の一部が突然変異をおこし、腫瘍性増殖をきたす病気。

慢性リンパ性白血病

:成熟小リンパ球が緩慢に腫瘍性に増殖し、白血球の増加、 リンパ節腫大、脾腫などをきたす病気。

成人T細胞白血病

:レトロウイルスの一種であるHTLV-Tが、ヘルパーT細胞に感染することによると考えられている。

骨髄繊維症

:骨髄における繊維芽細胞の増殖、肝脾腫、リンパ節における造血細胞の増殖を主徴とする原因不明の病気。

悪性リンパ腫

:主としてリンパ節を構成するリンパ球の腫瘍性増殖性病気

ホジキン・Hodgkin病

:Reed-Sternberg巨細胞の出現を特徴とする悪性リンパ腫。

ノンホジキン・non-Hodgkin病

:リンパ球の腫瘍性増殖性病気で、ホジキン病に属さないもの。 ☆

多発性骨髄腫 MM

:異型性をもった形質細胞(骨髄腫細胞)が骨髄で増殖することによって発症する 全身性腫瘍性病気。 ☆

原発性マクログロブリン血症

:Bリンパ球の腫瘍性増殖。単クローン性IgMの分泌増をきたす腫瘍性病気。

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