腎臓のしくみと働き腎臓の病気

泌尿器系Y-2 腎臓の働き目次

腎臓

泌尿器系の病気には 腎臓の糸球体病変(急性糸球体腎炎、IgA腎症、急速進行性糸球体腎炎、慢性腎炎) ネフローゼ症候群、尿細管機能障害、全身疾患による腎障害(糖尿病性腎症、痛風腎 膠原病の腎障害など)、腎循環障害(腎血管性高血圧症、腎梗塞)などがみられます。 また、尿路感染症として腎盂腎炎、腎腫瘍、神経因性膀胱、腎・尿路結石、腎細胞癌 、遺伝性の腎炎などがあります。

泌尿器系は、腎臓、尿管、膀胱、尿道で構成されています。

腎臓は非常に重要な臓器です。
老廃物の排泄、身体の水分や血圧の調節、体液の酸・アルカリ度を調節して体内の恒常性を保つと同時に ホルモンを分泌して赤血球の産生をコントロールしています。

排泄すべき物質を血液中から直接取りだす働きをするのが腎臓なんです!

それ以下の器官は尿を運ぶ導管にあたり、まとめて尿路と呼ばれます。

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Y-2 腎臓の働き

1)腎臓の機能

(1)pH調節

からだの活動によってつくりだされた酸は、肺と腎臓から排泄され またナトリウムを再吸収し、血液のpHを弱アルカリ性に保ちます。

(2)赤血球産生調節

エリスロポエチンというホルモンを分泌し、骨髄に働きかけて赤血球の産生を調節します。

〈3)血圧調節

腎臓内を流れる血液の量が減少すると全身の血圧を上昇させ 腎臓内に充分な血液が流れると血圧をもとの値にもどす働きをして、血圧の調節をするのです。

腎血管性高血圧症

:腎動脈の狭窄などで人血流量が低下したために、腎の傍糸球体装置から レニン分泌が高値となって高血圧をきたす病気。 ☆

腎梗塞

:腎動脈や分枝に閉塞を生じて、腎組織が楔状に壊死に陥った病態。

2)糸球体

糸球体は、球状に集まった毛細血管とその外面をつつむ単層扁平上皮からなります。 糸球体にはいる動脈を輸入腎動脈、でるものを輸出腎動脈とよびます。

急性糸球体腎炎

:急性に発症して蛋白尿、血尿、糸球体機能低下、ナトリウム貯留をきたす病気。 ☆

IgA腎症

:メサンギウム増殖およびメサンギウム領域にIgAのびまん性沈着がみられる 慢性糸球体腎炎。 ☆

急速進行性糸球体腎炎

:高血圧、蛋白尿、腎機能障害をていし、急速に腎不全に至る症候群。 ☆

慢性糸球体腎炎

:蛋白尿、血尿が一年以上持続する症候群。

3)糸球体嚢(ボーマン嚢)

腎小体の一部を形成しています。糸球体をつつみ漏出された原尿を尿細管に導きます。

ネフローゼ症候群

: 糸球体係蹄の透過性亢進によって 高度の蛋白尿と低蛋白血症をきたしたもの。

4)尿細管

ネフロンの尿を流す部分で、集合管に連なっています。 糸球体嚢の狭い内腔につづいている尿細管のなかに原尿が流れています。 身体に必要な物質を再吸収するのが主な働きで、水分、塩分は99%までが再吸収されます。

Fanconi症候群

:近位尿細管の再吸収障害を主とする広範な腎尿細管機能障害のため 腎性糖尿、アミノ酸尿、低P血症、代謝性アシドーシスが引き起こされ、くる病や骨軟化症 などの骨の異常を呈する病気。 ☆

尿細管性アシドーシス

:尿の酸性化に障害を生じ、高クロール性代謝性アシドーシスをきたす病気。 ☆

糖尿病性腎症

:糖尿病を基本として、蛋白尿・浮腫・高血圧・腎不全をおこす病気。

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