視覚のしくみ・目の構造・目の病気

視覚のしくみ・目の構造・目の病気目次

T 視覚

感覚器は、視覚(目)、平衡聴覚(耳)、味覚(舌)、嗅覚(鼻)および一般感覚の五つに区別されます。 一般感覚には皮膚感覚(触角、痛覚、温度覚)と深部感覚(身体各部の位置の感覚と運動覚)などがあります。 外界からの物理的・化学的な刺激を受けいれて、脳の感覚中枢につたえる器官が感覚器です。 感覚器の内部には受容器というものがあって、この受容器から刺激が末梢神経を伝わって大脳に届きます。
こうしてはじめて外界や体内のできごとや異常などを知る=知覚することができるのです。

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T 視覚・目の病気

視覚には多くの神経細胞(ニューロン)が使われています。
視覚の受容器は眼球の網膜中の視細胞です。

視細胞は、その形から錐状体と杵状体に区別され、前者は網膜の中心部に
後者は網膜の周辺部に多く、黄斑部には視細胞はまったくありません。
この視細胞に生じた興奮(光の刺激)は、視神経をへて大脳の視覚中枢に伝えられ、視覚を生じます。

杵状体は弱い光のとき、例えば夕暮れの薄暗さで物を見る場合に明暗を感じる細胞です。
錐状体は色を感じます。

視細胞は網膜の外側に並び、そこからでた視神経は網膜の内面に沿ってはしり、乳頭から眼球の外へでていきます。
視細胞は中心窩でもっとも密に分布し、周辺へいくにつれて密度が低くなります。

1)視野

視野とは 眼を動かさずに外界の一点を注視している時に同時に見ることができる範囲で、角度で表わされます。
正常では外下方がもっとも広く(104°)、内万上方(60°)がもっとも狭くなり、色によっても多少違います。

2)明暗順応

明るい所から暗い部屋に入るとすぐは、周囲の物を判別することができませんが、しばらくたつとしだいに物が見えてきます。
これはロドプシン(杵状体視覚物質)が再生して杵状体に集まり、その働きを敏感にさせるためです。 逆に暗いところから明るいところへ出るとまぶしさを感じますよね。 これはロドプシンという紫色の色素が日光によって分解され、明るさや晴さに対して目が慣れてくるからです。
この現象を順応と呼んでいます。 前者を暗順応といい、後者を明順応といいます。

3)目のピント調節と絞り調節

近点を見るときには、水晶体が厚くなって光をじゅうぶんに屈折させないと網膜に焦点がきません。 ヒトが近点を見るときに毛様体小帯がゆるんで水晶体を周囲に張る力が減り、 このために水晶体はみずからの弾性でその厚みを増します。

遠点をみる時には、これと反対のことがおきています。

つまり、水晶体の厚さをかえてピントを調節し、虹彩の直径をかえて入射光量を調節するということです。 また眼球をつつむ強膜は、カメラのボディの役割をはたしています。 虹彩はカメラの絞りですね。

4)涙腺

眼瞼の中にあって、角膜をうるおすための涙を分泌しています。 角膜には血管がないので、栄養は涙や眼球内の眼房水によって運ばれているんですよ。

5)眼球運動

眼球には、眼を上、下、左右、斜方面へ動かす6対の眼筋があって、眼球運動が調節されています。 眼筋の大部分は動眼神経に支配されています。 これらの神経核は中脳にあり、そこで統合されています。

6)眼の反射

虹彩には瞳孔括約筋と瞳孔散大筋とがあり、瞳孔の大きさを調節しています。 瞳孔の大きさは外界の明るさによってかわり、網膜に光があたると両側性に縮小し、光が遮断されると散大します。
これを対光反射とよんでいます。

7)屈折力

正視とは、眼に入ってきた光が水晶体で屈折して、網膜上に明確な像を結ぶことです。 屈折の異常としては、次のものがあげられます。 近視:眼球の奥行きが深いときや、水晶体が薄すぎるときには網膜の手前に像を結びます。凹レンズで補正します。
遠視:眼球の奥行きが浅いときには、網膜をこえて像を結びます。凸レンズで補正します。 老視(眼):加齢とともに水晶体は硬くなり、弾力性を失って近くのものが見えにくくなります。

8)視力

物体の存在や形状を選別・認識する能力で、通常中心視力を意味します。 視力の単位は指標として直径7.5ミリで、太さと切れ目の幅が1.5oのランドルト環を用います。 5メートル離れたランドルト環を見るとき、一度の角度(1.5oの間隔)が識別できる時の視力を1.0といいます。

9)視神経

眼球からでた視神経は、脳底部で左右交叉して大脳の後頭葉にむかいます。 網膜の外側からきた視神経はその側の脳へ内側から来た視神経は反対側の脳へつながり 外界の右半分の情報が左の後頭葉へ集まるようになっています。

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