肝臓のしくみと解剖、病気

消化器系 肝臓のしくみと解剖、病気目次 :T 肝臓

肝臓・胆嚢・膵臓系の病気は以下のように分けられます。 肝病気としては、肝実質の病気としてウイルス性肝炎(A型B型C型D型E型)、急性肝炎、慢性肝炎、劇症肝炎、薬剤性肝障害 、脂肪肝、アルコール性肝障害、肝硬変、肝癌、肝血管腫など。 脈管系の病気として門脈圧亢進症(特発性門脈圧亢進症、バッドキアリー症候群) また、体質性黄疸などが挙げられます。 胆道系の病気としては、胆石症、胆道炎、胆嚢腺筋症、胆嚢癌、胆管癌など。 膵臓の病気としては膵癌、急性膵炎、慢性膵炎などがあります。

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T 肝臓

肝臓は腹腔の右上部を占めていて、横隔膜の直下に位置します。

重さは約1200g! 人体の中では最大の実質器官で、暗赤褐色。上面は丸く下面は平たい形をしています。

肝臓は肝鎌状間膜によって右葉と左葉にわけられ さらにH字状の溝に肝臓の血管(肝動脈、肝静脈、門脈)が出入りします。 胃、腸、膵臓、胆嚢などの静脈血は門脈から肝臓へ入ります。

1)肝臓の構造

肝臓は多くの腺が集合した複合管状腺で、その内部は肝小葉と小葉間結合組織(グリソン鞘)からなります。

※肝小葉は、肝臓を機能的および構造的に構成する単位です。 ※グリソン鞘は、肝小葉間の隙間をみたす線椎性結合組織からなります。

2)肝臓の働き

@糖代謝・‥・グリコーゲンの合成、貯蔵

A蛋白質代謝‥‥血奨タンパク質の合成

B脂質代謝…・コレステロールの酸化・合成

C胆汁の分泌

D解毒作用

E血液の貯蔵

Fその他

3)肝臓が障害されると

肝細胞がおかされたり、胆管がつまったりすると胆汁が消化管内に排出されなくなって 脂肪の消化が悪くなり、便は白っぽくなります。

肝硬変や癌などで肝臓内の血流が妨げられると門脈全体にうっ血をおこし、 その血液の液体成分が血管の壁を透過して腹腔に侵出するので腹水をおこすことがあります。

ウイルス性肝炎

:A型B型C型D型E型に分けられる。 経口的に感染するのはA型、E型、血液や体液によって感染するのはB型、D型 C型で、特にC型は慢性に移行しやすく、肝硬変、さらに肝癌に移行する可能性が高い。 ☆

慢性肝炎

:肝の持続性炎症が6ヶ月以上続く病態をいう。 ☆

劇症肝炎

:肝炎の劇症型で肝不全と意識障害を主徴とする病気。 ☆

脂肪肝

:肝細胞中に脂肪が過剰に沈着した状態。 ☆

肝硬変

:あらゆる慢性進行性肝病気の最終的に行き着く状態。 肝全体にびまん性に偽小葉結節を形成する。 ☆

肝細胞癌

:原発性の肝癌は肝細胞癌が90パーセントを占める。 初期のころは症状が目立たないため、不明熱の原因の一つであることもある。 ☆

肝血管腫

:肝臓に発症する良性の腫瘍。

門脈圧亢進症

:門脈系の血行障害により門脈圧が異常に上昇する病態で、体循環系への 側副血行路を生じる状態。 ・

特発性門脈圧亢進症

:原因不明の門脈圧亢進があり、慢性鬱血性脾腫が生じ、貧血、白血球減少 、出血傾向等の症状をきたす病気。 ・

Budd-Chiari症候群

:肝静脈、または肝部下大静脈の閉塞により 肝静脈圧・肝後性門脈圧上昇を生じたもの。 ☆

体質性黄疸

:肝における先天性ビリルビン代謝障害により生じる黄疸で Gilbert症候群、Criger-Najjar症候群、Dubin-Johnson症候群、Rotor症候群などがある。

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