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V 下垂体
3)下垂体ホルモンの生理作用
(1)成長ホルモン(GH)体内の蛋白質合成を促進し、骨の成長発育を促すホルモンです。 骨格形成に対しては、血液中のソマトメゾンを媒介にして強く働きかけます。
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下垂体性小人症
:成長ホルモンの分泌低下によって成長障害をきたし、身長が著しく低い状態をいう。 ☆先端巨大症(末端肥大症・巨人症)
:成長ホルモンの分泌過剰病気。骨端線の閉鎖前なら巨人症、 閉鎖後なら先端巨大症となる。 成長ホルモンはインスリンと括抗する作用があり、分泌過多では糖尿病を合併することがある。 (2)甲状腺刺激ホルモン(TSH)甲状腺に作用して、そのホルモンの分泌促進、甲状腺濾胞の数および大きさの増大を促すホルモンです。 分泌は血液中の甲状腺ホルモン(サイロキシン)濃度で調整され サイロキシン濃度が低下すると甲状腺刺激ホルモン分泌が増します。 また視床下部からの甲状腺刺激ホルモン放出因子(TRH)によって分泌されます。
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TSH欠落症
:甲状腺刺激ホルモン・TSHの分泌不良があり、TRHで刺激されても増加しない病気。 甲状腺機能が低下する。 (3)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)副腎皮質を刺激して、皮質ホルモンの分泌促進および副腎皮質の増殖肥大をおこすホルモンです。 分泌中枢は視床下部にあります。
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ACTH欠落症
:ACTHの分泌が低下することによって低血圧・低血糖による意識障害、易疲労などを呈する病気。 (4)性腺刺激刺レモン[卵胞刺激ホルモン(FSH)/黄体化ホルモン(LH)]卵胞刺激ホルモンは卵胞に作用してその発育を刺激し 黄体形成ホルモンは卵胞を熟成させ、排卵や黄体形成を促進します。
男性では、卵胞刺激ホルモンに相当するものが精子形成ホルモン 黄体化ホルモンに相当するものが問質細胞刺激ホルモンです。
前者は精母細胞に働いて精子の分裂と発育を促して精子形成を促進し 後者は精巣の間質細胞に働いて男性ホルモンの分泌を促します。
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ゴナドトロピン欠落症
:下垂体からの性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の分泌低下によって 下垂体からのLH、FSHの分泌が低下する病気。 (5)乳腺刺激ホルモン(LTH)プロラクチン、あるいは催乳ホルモンと呼ばれます。 その生理作用
@乳汁分泌促進:エストログンやプロゲステロンの作用で成熟した乳腺に作用して乳汁の形成、分泌を促進します。
A黄体の維持:黄体に直接作用して、その退縮を防止します。したがって黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が維持されます。
その結果、卵胞ホルモンの分泌は抑制され、排卵および月経がおこらなくなります。
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高プロラクチン血症
:ロラクチンが過剰に分泌される病気。 Chiari-Frommel症候群、Argonz del Castillo症候群、下垂体プロラクチン産生腫瘍などがある。☆
Prader-Willi症候群
:間脳と視床下部障害によるものと考えられるが病因不明の病気。 筋緊張低下、性腺発育不全、知能低下、肥満の4主徴をもつ。 ☆Laurence-Moon-Biedl症候群
:常染色体劣性遺伝、肥満、網膜色素変性症、性器発育不全 知能低下、多指症の6主徴を持つ病気。 ☆Frohlich症候群
:視床下部の頭蓋咽頭腫などの腫瘍によって、外性器の発育不全と肥満をきたす病気。(6)バソプレッシン(ADH)
下垂体後葉から分泌されます。 高利尿作用をもち、水分の再吸収を高め、濃縮尿を形成する働きをしています。
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