気管・気管支・呼吸器系の病気

呼吸器系 W 気管・気管支 目次 W 気管・気管支

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W 気管・気管支

1)走行と分岐

気管は長さ約10cm、直径1.6〜1.7cmの細長い管で、喉頭につづいて頭部を下がり 胸郭内にはいり、第5胸椎の高さで左右の気管支にわかれます (さらに右肺では3本に、左肺では2本に枝わかれする)。 ここを気管分岐部といいます。

気管分岐部の内面の正中部を気管竜骨(気管カリナ)といい ここの粘膜は、知覚が敏感で刺激されると激しい「せき」をおこすのです。

気管支は右の気管支の方がやや太く、短くなっています。 また左の気管支よりも傾斜が少なく垂直に近いので 誤って吸いこんだ異物は右の気管支に入ることが多いのです。 気管支の長さは右が約3cm、左が約5cmです。

気管支は肺門にはいると樹枝状に分岐して、気管支枝となります。

さらに分かれて、 小葉間細気管支→終末細気管支→呼吸細気管支→肺胞管→肺胞嚢→肺胞という構造になります。

2)形状と構造

気管と気管支の前および側壁には、馬蹄形の軟骨が一定の間隔で16〜30個配列され、これを気管軟骨といいます。
気管支枝になると、軟骨はしだいに減ってついになくなります。

また、軟骨を欠く後璧を膜性壁(平滑筋層)といいます。 上下の軟骨間のすき間は輪状靭帯で補充されます。 平滑筋の伸び縮みによって、気管は少しその太さを増減して、空気の流通量を調節することができます。

なお、気管、気管支の壁(内側の粘膜)には有毛細胞と粘液を分泌する杯細胞がならび ゴミや細菌を粘液が包みこみ、有毛細胞の毛の働きで疾として外へ送り出しています。

急性細気管支炎

:RSウイルス、パラインフルエンザウイルスによるものが多く、生後6ヶ月の小児に多くみられる病気。

クループ

:いろんな原因によって、声門下喉頭の狭窄のため呼吸器症状をきたす症候群。 ウイルス性のものは6ヶ月から2才、細菌性のものは2才から10才によく見られる。

慢性気管支炎

:毎日連続する上気道感染症状(咳・痰)が、2年間、冬の3ヶ月以上みられることが定義。

気管支拡張症

:気管支が非可逆性に拡張し、周囲には慢性炎症を伴う病気。副鼻腔炎の合併が多い。

気管支喘息

:軌道内の慢性炎症性病気で、可逆性の気道狭窄と気道の過敏性亢進がみられる。 喘鳴を伴う反復性の呼吸困難の症状がみられる。

アスピリン喘息

:アスピリンと同様の薬効をもつ全ての酸性非ステロイド系抗炎症薬によって発作が誘発される喘息。

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