骨格筋の仕組みと分類

筋系1:目次T 骨格筋の一般的な性質 U 主な骨格筋

筋系の病気としては筋そのものの腫瘍、筋細胞の変性などがあります。

筋は骨格と協同してからだの支持とその運動をつかさどっている 筋線維の集合によってできた器官です。

筋のなかで、骨格に付着して骨格を運動させるものを骨格筋といいます。 内臓の壁に存在する筋は内臓筋といいます。 骨格筋は横紋線維を幾つも束ねた形をしています。 その線維のたばの外側を筋膜がつつんでいます。 その両端には腱がくっついていて、この腱で骨膜に付着しています。

運動をするための骨格筋は、1つの骨の2点間に張られることはありません。 必ず関節をこえて、2つの骨にしっかりとついています。 あるいは、顔面にある表情筋のように 表情をつくるために皮膚についている筋もあります。


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T 骨格筋の一般的な性質

骨格筋は、自分の意図で収縮と弛緩をさせることができます。 この繰り返しによって骨格を動かすことができるのです。

つまり、同じ運動器官ではありますが 筋は能動的な運動器官、骨格は受動的な運動器官であるといえます。

筋は 作用によっていくつかに分類されています。

(1)屈筋:関節を支点として骨格を屈曲させる筋

(2)伸筋:関節を支点として骨格を伸展させる筋

(3)内転筋:内転(ないてん・足や手を体幹に近づける動きを)させる筋

(4)外転筋:外転(がいてん・足や手を体幹に遠ざける動きを)させる筋

(5)回旋筋:体肢や体幹で、その長軸方向を軸として 回内(かいない・内側に回転させる)・回外(かいがい・外側に回転させる)筋

(6)拮抗筋、共同筋:それぞれ反対方向の運動をおこなう筋同士をを拮抗筋といいます。

これと逆に、同一方向の運動をおこなう筋を共同筋(協力筋)と呼ばれています。

U 主な骨格筋

人間の体には大小400もの!骨格筋が存在します。

これらの数多くの筋肉は、神経の働きでお互いに協調し、複雑な運動を可能にしています。

例えば・・・

顔には眉毛を上げ下げする前頭筋

まぶたを閉じる眼輪筋

ほほえみをつくる笑筋

ものを咬むための咬筋

頭を左右に動かす胸鎖乳突筋

胸部には呼吸運動をつくりだす働きをする内・外肋間筋

腕の運動に関連する大胸筋や小胸筋、鎖骨下筋

などなど・・・

☆横隔膜も胸郭の底面に張られた筋肉です。 しゃっくりは横隔膜のけいれんなんですよ。 自律神経を刺激するととまることが多いようですが もしあまりにひどければ柿の葉を煎じて飲むといいらしいです(笑)

☆おへその周囲や鼠径部などには、筋のない場所があります。 そういう部分は、皮膚と内臓の距離が近くなりますので ヘルニアがおこりやすい(=好発部位)なのです。

☆指は、前腕の筋から長く伸びた腱によって動かされています。 なので、テーブルに肘をついて手首をだらんと下げ、その手首を反対の手で 強く掴むと・・・指が動きます(笑)知らないとちょっと怖いです。

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