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V 食道
食道は咽頭と胃を連結する長さ25cmほどの消化管です。
食道璧は3層(粘膜、筋層、外膜)からなっていて
食道上部の筋は横紋筋、下部は平滑筋となっているのが特徴です。
食道は、蠕動運動によって食べ物のかたまりを胃へ送りこむ働きをします。
食道壁には自律神経が分布しています。
副交感神経である迷走神経が興奮すると食道の蠕動運動は冗進し、交感神経の興奮で減退します。
この蠕動運動は不随意なので
飲みこんだ食塊は、たとえ逆立していても自然に胃の方へ送りこまれていきます。
咀嚼された食物が咽頭に押しこまれると反射的に喉頭蓋軟骨が気管に蓋をして
気道に食べ物が入らないようにするんです。
☆蠕動運動……消化管にみられる運動の一つで、消化管の一部の輪状筋が収縮し、
この収縮輪が口側から肛門側に移動して腸内容を移送する運動で、
食道・胃・小腸・大腸にみられます。
☆
食道病気
:
食道癌
:食道に発生した上皮性腫瘍。初期症状として“わずかにしみる”などという訴えがある。
これはときどき消失するのが特徴。
アカラシア
:食道下部の平滑筋層内アウエルバッハ神経叢細胞の変性・消失によって
食道の正常な蠕動運動ができなくなり、また、噴門部の括約筋の弛緩不全がおこる病気。
マロリーワイス(Mallory-Weiss)症候群
:飲酒後や激しいおう吐の反復により、食道胃接合部付近に
裂創を生じて血管が切れ、吐血をきたす病気。
特発性食道破裂(ブールハーベ症候群・Boerhaave)
:急激な食道内圧上昇による痛みをともなう食道破裂をいう。
食道静脈瘤
:肝硬変などが原因で、門脈圧が上昇し門脈系と上大静脈系の間に側副血行路が形成されて胃や食道
の血管が拡張した状態で、破裂すると大出血の危険性がある病気。
逆流性食道炎
:胃液(胃酸やペプシンなど)や十二指腸液の消化液が逆流して発生する食道の炎症。
食道モリニア症
:癌化学療法の途中で免疫力が低下した状態でおこるカンジダ食道炎。
食道潰瘍
:逆流性食道炎に伴うものが多い。
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