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T 消化管と消化腺
食道から直腸までの消化管壁は、内層、中層、外層からなります。
@内層は粘膜からなり、消化液、粘膜を分泌する腺があります。
中層との間にマイスナー神経叢があります。
A中層は平滑筋で縦走筋と輪状筋からなり、間にアウエルバッハ神経叢を挟んでいます。
B食道の外層は線維性の外膜であり、腸管の外層は薄い奨膜(腹膜)につつまれています。
U 口腔
1)口腔腺(唾液腺)
唾液を分泌する腺ですので、唾液腺ともいわれます。 小さなものは小口腔腺、大きなものは大口腔腺といいます。 小口腔腺は口腔の粘膜のいたるところにみられます。 大口腔腺は3種類あり 耳下腺、顎下腺、舌下腺の3対が口腔内に開口しています。
唾液腺には酵素(プチアリン)を多く含む水のようなさらっとした分泌物(漿液性・しょうえきせいといいます)をだすものと
粘液素(ムチン)を多く含むねばりっこい分泌物(粘液性)をだすものとがあります。
耳下腺は漿液性、顎下線と舌下腺は粘液性です。
2)唾液の分泌
食べ物が口の中へ入ってくると(あるいは見ただけでも)延髄経由で反射的に唾液が分泌されます。
口の中へ入った食物の中に含まれる成分が、唾液にとけて味蕾を刺激し、舌神経、鼓索神経、
あるいは舌咽神経を介して延髄にある反射中枢に伝えられ、自律神経によって反射的に唾液の分泌がおこなわれます。
そのほか、味覚や視覚によっても反射性分泌がおこります。
3)唾液の機能
唾液は食物を軟化させなめらかさを与えて疇下しやすくし、でんぷんを消化します。
1日の唾液分泌量は約1500mlで、ほぼ中性(pH6〜7)に近く、99.5%は水分で0.5%が固形成分です。
このpHでは唾液中のカルシウムは飽和状態にあり、菌のカルシウムが溶けだすことを防いでいます。