消化管と消化腺・口腔・胃腸の病気

消化器系 X-1 消化管と消化腺・口腔 目次 T 消化管と消化腺 U 口腔

消化管系の病気・病気は大まかに部位で分けられます。 食道病気は食道癌、アカラシア、マロリーワイス症候群、食道静脈瘤、逆流性食道炎、食道潰瘍など 胃・十二指腸・小腸病気としては胃・十二指腸潰瘍、急性胃粘膜病変、慢性胃炎、胃ポリープ 、胃癌、胃肉腫、メネトリエール病などがあります。

小腸・大腸の病気は炎症性の腸病気(クローン病、潰瘍性大腸炎、腸管ベーチェット病) 偽膜性腸炎、メッケル憩室、急性虫垂炎、大腸癌、腸ポリープ、消化管ポリポーシス(家族性大腸腺腫症 、ポイツ・イエーガー症候群、若年性ポリポーシス、クランクハイト・カナダ症候群)、 過敏性腸症候群、血管閉塞性腸病気、イレウス、腸重積症、など数多くあります。

肛門部の病気は肛門周囲潰瘍、痔瘻、内痔核、外痔核、直腸脱、などです。

消化器系は食物を咀嚼して消化し、吸収できる程度に細かく分解し吸収して 血液中に送りこむまでの働きをする器官の集まりをいいます。 消化器系は、消化管と消化腺、肝臓などから構成されます。 口からはじまり食道、胃、十二指腸、小腸、大腸から肛門にいたる−本の管を消化管といい 長さは全長約9mにもなり、大部分は腹腔内に存在します。

消化管には、消化液を分泌する膵臓や胆嚢からの口が開いていて 消化管の静脈血は肝臓で処理され身体へエネルギーの供給がおこなわれます。 生体機能を維持していくためには からだを構成する個々の細胞にたえず栄養素を補給することが必要です。 栄養素には、蛋白質、脂肪、糖質、無機質、ビタミン、水分があって 私たちは これらを食物として摂取しています。

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T 消化管と消化腺

食道から直腸までの消化管壁は、内層、中層、外層からなります。

@内層は粘膜からなり、消化液、粘膜を分泌する腺があります。 中層との間にマイスナー神経叢があります。 A中層は平滑筋で縦走筋と輪状筋からなり、間にアウエルバッハ神経叢を挟んでいます。 B食道の外層は線維性の外膜であり、腸管の外層は薄い奨膜(腹膜)につつまれています。

U 口腔

1)口腔腺(唾液腺)

唾液を分泌する腺ですので、唾液腺ともいわれます。 小さなものは小口腔腺、大きなものは大口腔腺といいます。 小口腔腺は口腔の粘膜のいたるところにみられます。 大口腔腺は3種類あり 耳下腺、顎下腺、舌下腺の3対が口腔内に開口しています。

唾液腺には酵素(プチアリン)を多く含む水のようなさらっとした分泌物(漿液性・しょうえきせいといいます)をだすものと
粘液素(ムチン)を多く含むねばりっこい分泌物(粘液性)をだすものとがあります。 耳下腺は漿液性、顎下線と舌下腺は粘液性です。

2)唾液の分泌

食べ物が口の中へ入ってくると(あるいは見ただけでも)延髄経由で反射的に唾液が分泌されます。 口の中へ入った食物の中に含まれる成分が、唾液にとけて味蕾を刺激し、舌神経、鼓索神経、 あるいは舌咽神経を介して延髄にある反射中枢に伝えられ、自律神経によって反射的に唾液の分泌がおこなわれます。
そのほか、味覚や視覚によっても反射性分泌がおこります。

3)唾液の機能

唾液は食物を軟化させなめらかさを与えて疇下しやすくし、でんぷんを消化します。
1日の唾液分泌量は約1500mlで、ほぼ中性(pH6〜7)に近く、99.5%は水分で0.5%が固形成分です。 このpHでは唾液中のカルシウムは飽和状態にあり、菌のカルシウムが溶けだすことを防いでいます。

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