骨の構造・成分と関節〜骨格系病気と病気

骨格器系:2 目次: V 骨の構造 W 骨の成分 X 関節の構造 Y 関節の種類

歴代米国大統領の元通訳が教える英会話学習法
歴代米国大統領の元通訳が教える英会話学習法
川村明宏のジニアス記憶術
川村明宏のジニアス記憶術

V 骨の構造

外側から順番に、骨膜、骨質(緻密質、海綿質)、骨髄という構造をしています。

1)骨膜

骨膜は知覚神経や血管にとみ、骨の表面を覆い骨を保護する役割と 骨を養い、骨の成長や再生を司る役割を担っています。 骨を打撲すると強い疼痛を感じるのは、骨膜に分布する知覚神経の刺激によるものです。

2)骨質(緻密質、海綿質)

緻密質は骨の表層、海綿質は内部に見られます。 緻密質は重なり合う層(骨層板)からできています。 長骨ではハバース管という栄養管が骨の内部を縦に走り、この中を血管が通っているのです。

3)骨髄

骨髄は骨幹の内腔(髄腔・ずいくうといいます)、および海綿質の隙間にあります。

骨髄は赤色骨髄と黄色骨髄に区別されます。 赤色骨髄は、血液に富んでいるので赤色にみえて 赤血球、顆粒白血球、血小板が作られています。

黄色骨髄は脂肪に富むので黄色にみえ、造血機能はありません。

年とともに赤色骨髄の脂肪細胞が増えて黄色骨髄に変化します。

老人は若年者に比べて赤色骨髄が少ないので、造血機能が衰えて貧血になりやすくなります。

☆造血作用:生後一年くらいは全身の骨にあります。 成人してしまうと椎骨や頭蓋骨、骨盤、大腿骨など限られた部位で生産されることになります。

W 骨の成分

骨の内容は 有機物(膠様質)と無機物(石灰質)からできています。

1)有機物

骨に弾力性を与えて骨折しにくくしています。 幼児の骨は有機物に富み、弾力性があって骨折をおこしにくいのですが 老人では有機物が少なくなってきて弾力性に乏しいので、骨折しやすくなります。

2)無機物

無機成分は骨の59〜60%を占めています。 リン酸カルシウム(85%)、炭酸カルシウム(10%)、リン酸マグネシウム(1.5%) が主で、骨に硬さを与えています。

☆カルシウム貯蔵庫としての骨の役割。 体で使われるカルシウムは骨に貯蔵され、血中カルシウム濃度は常に一定に保たれているんです。

☆カルシウムイオンの大事な働き カルシウムイオンは、筋収縮の際に引き金の役割を果たし、さらに神経細胞が働くときも必要である。

X 関節の構造

2つあるいはそれ以上の骨が結合されているものを関節(かんせつ)と呼びます。 関節には、関節腔がある可動性のものと、関節腔がない不動性のものがあります。

関節部で結合する両骨の骨端のうち、凸部をなす部を関節頭、凹部をなす部を関節窩といいます。 関節面は関節軟骨で覆われているので、とても平滑で弾力をもっています。 関節の表面は結合組織の皮膜につつまれていて、これを関節包といいます。 関節包で囲まれた部分を関節腔といい、その中に滑液が入っています。 この滑液は、内側の粘膜から分泌されて関節面の摩擦を防ぎ、動きをスムーズにする潤滑油の役割を果たしています。

Y 関節の種類

関節には、2つの骨からなる肩関節、股関節などの単関節と 3つ以上の骨からなる肘関節、膝関節などの複関節があります。

形状によって分類されています。

球関節:肩関節、股関節などです。運動範囲が広いのが特徴です。 鞍関節:手の母指などの関節。2方向に動かせます。 蝶番関節:膝や指の関節で、1方向にしか動かせません。 他に平面関節、半関節、車軸関節、顆状関節、楕円関節などがあります。

ページトップに戻る↑